施工実績
大阪府茨木市|防水しても止まらない床下漏水|基礎の配管貫通部20箇所を注入止水
大阪府茨木市|防水しても止まらない床下漏水|基礎の配管貫通部20箇所を注入止水
入居後の分譲戸建5棟で、地元業者の防水後も続いた床下漏水。スリーブと躯体のすき間をパテと注入で埋め、雨の日も漏水なしを確認
大阪府茨木市の分譲戸建5棟で、入居後に床下の漏水が見つかり、地元の防水業者が防水しても水が止まりませんでした。既存の防水材を撤去するとスリーブと躯体の間にすき間があり、そこへ内外からパテで蓋をして注入材を充填。後日の雨の日も床下に漏水がないことを確認しています。
| 症状入居後の分譲戸建5棟で床下に漏水。地元の防水業者が防水したが、水は止まらなかった | 原因既存の防水材を撤去すると、配管のスリーブと基礎の躯体の間にすき間。ここが水の通り道だった |
| 工法すき間を床下側・外部側の両方からパテで塞ぎ、中へ注入材を充填。空気穴で天端まで満たされたことを確認 | 結果2日間で計20箇所を施工。後日の雨の日も床下に漏水なし(お客様確認)。1年保証 |
施工前 当社施工前。配管まわりの黒い部分は、地元の防水業者が施工した防水材 | 施工後 注入後、見える部分をパテで整えて完了 |
ご依頼までの経緯
| 1 | 入居後、居住者様が床下の漏水に気づく分譲戸建5棟の床下で、水が出ているのが見つかりました(5棟とも漏水していたと伺っています)。 |
| 2 | 建物を施工したゼネコンが調査地元のゼネコン様が調べ、水は基礎を貫通する配管のまわり(スリーブ周り)から入っていると確認されました。打継ぎ部からの漏水は確認されていません。 |
| 3 | 地元の防水業者が防水するも、再び漏水配管まわりに防水を施しましたが、水は止まりませんでした。 |
| 4 | 「水を止めてほしい」とLIFIXへ大阪にこの工事ができる業者がいないとのことで、東京のLIFIXにご連絡をいただきました。 |
| 5 | 少人数で現地へ入り、2日で完了遠方であること、すでに居住者様がお住まいであることから、早く終わらせることを優先しました。少数精鋭で伺い、5棟・計20箇所を2日で施工しています。 |
水が出ていない日に、どう原因を確かめたか
施工日は雨が降っておらず、床下に水は出ていませんでした。水が見えない状態では、どこから入っているかを目で追えません。
そこで、先に施工されていた防水材を撤去して、配管まわりを直接確かめました。すると、スリーブと基礎の躯体の間にすき間が残っていました。表面は防水材で覆われていても、その奥にすき間が続いていたため、水はそこを通って床下へ入っていたと判断しました。
このすき間に注入すると、送り込んだ材料が配管まわりから出てきました。材料が通るということは、水も通れる道があったという証拠です。
防水だけでは止まらなかった理由
今回の貫通部は、床下も外部側もかなり狭く、手を入れにくい場所にありました。こうした場所で、表面のコーキングや防水材だけで水を押さえ込むのは困難です。さらに基礎の立上りは厚さ150mmあり、表面から押し込む材料では奥のすき間まで届きません。
そこで、表面をふさぐのではなく、すき間そのものを材料で満たす方法をとりました。床下側と外部側の両方をパテで塞いで蓋をし、その間のすき間へ注入材を送り込みます。パテは水があっても施工できる「ショーレジンSTE-500」、注入材はポリイソシアネートを主成分とする「ハイセルOH-708L」(東邦化学工業)です。居住者様が住んだままでも施工できるよう、床下と建物外周だけで完結するこの工法を選んでいます。
施工の流れ
注入状況(動画)
動画のここを見てください
右側の注入プラグにホースをつないで送り込むと、配管の上にある空気穴のまわりから、黄色の注入材が出てきます。下から入れた材料が、配管まわりのすき間をぐるりと回って、てっぺんまで届いたということです。材料が出てくるまで注入を続け、すき間が満たされたことを確かめてから止めています。
空気穴から出た注入材が、配管と躯体の取合いへ伝っている | 空気穴まで材料が上がり、すき間が満たされたと判断した状態 |
施工後の確認と保証
施工後、雨の日に居住者様に床下を確認していただき、漏水がないことをアフターフォローで再確認しました。すき間の表面はパテで塞ぎ、スリーブまわりの中はハイセルOH-708Lで満たしているため、水が入り込む場所は残っていません。施工箇所からの再漏水について、1年間の保証を付けています。
打継ぎ部についてお伝えしたこと
今回の依頼はスリーブ周りの止水で、施工時に打継ぎ部からの漏水は確認されなかったため、打継ぎ部には手を入れていません。ただ、スリーブ周りの水の道を止めたことで、基礎の外側にある水が別の弱いところへ回る可能性があります。そのため、打継ぎ部の処理もあわせて行ったほうがよいことをお伝えしました。
住宅会社・施工店の方へ
今回の現場で感じたことを、同じ悩みを抱える住宅会社・施工店の方に向けてまとめます。
- 新築時は、スリーブ周りに防水モルタルをしっかり詰めてからコーキングする。すき間を残したままコーキングだけで仕上げると、表面は塞がっていても奥に水の道が残ります。
- 狭く手を入れにくい貫通部を、コーキングだけで押さえるのは難しい。引渡し後に漏水が出た場合、表面の打ち直しでは止まらないことがあります。
- 防水しても止まらなかったら、すき間を満たす工法を検討する。パテで内外を塞ぎ、中へ注入材を充填すれば、居住者様が住んだままでも施工できます。
- 同じ時期・同じ納まりの棟は、同じ原因で漏水することがある。今回も5棟すべてで漏水していたと伺っています。
よくある質問
Q.工期はどれくらいかかりますか?
A.今回は5棟・計20箇所を2日で施工しました。パテの硬化に1日かかるため、パテ充填と注入は日を分けています。
Q.住んだままでも工事できますか?
A.できます。今回も居住者様がお住まいの状態で、床下と建物外周だけで施工しました。床下へ入る際は、事前にご了承をいただきます。
Q.すでに防水やコーキングをしたのに止まりません。
A.今回がまさにそのケースです。既存の防水材を撤去して、奥にすき間が残っていないかを確かめ、すき間を材料で満たして止水します。
Q.保証はありますか?
A.施工箇所からの再漏水について、1年間の保証を付けています。
Q.関東以外でも対応できますか?
A.お困りであれば、どこでも伺います。今回も大阪府の現場で施工しました。まずは写真を送ってご相談ください。
施工後に気をつけていただきたいこと
- 後の工事で貫通部のまわりをはつる、アンカーを打つといった作業がある場合は、事前にご相談ください。材料と躯体の境目にすき間ができるおそれがあります。
- 仕上げ工事などでパテを削り取らないでください。水を止めている材料そのものを削ることになります。
- 施工後に別の場所から漏水が出た場合は、打継ぎ部など別の水の道の可能性があります。位置と状況をお知らせください。
工事概要
| 所在地 | 大阪府茨木市 |
|---|---|
| 建物 | 分譲戸建住宅(2現場・計5棟/入居後) |
| ご依頼 | 建物を施工した地元のゼネコン様 |
| 施工箇所 | 基礎の配管貫通部(スリーブ周り)床下側・外部側 計20箇所(1棟4箇所) |
| 工法 | 既存防水材の撤去/止水パテによる両面充填+すき間への注入(空気穴で充填確認) |
| 使用材料 | ショーレジンSTE-500(ショーレジン)/ハイセルOH-708L・配合剤-708L(東邦化学工業) |
| 施工時期 | 2026年9月(2日間) |
| 保証 | 1年(施工箇所からの再漏水に限る) |
半地下の壁の中にスリーブ状の空洞が見つかり、内部を充填して止水した事例もあります。 → 足立区|半地下の漏水と壁内スリーブ状空洞|内視鏡で確認し充填・止水

防水しても床下の漏水が止まらない方へ
配管まわりの写真と、水が出ている位置が分かる写真を送ってください。すき間を満たす止水が必要かどうかの見立てをお伝えします。住宅会社・ゼネコン・工務店様からのご相談、関東以外の現場も承ります。
関連ページ:配管貫通部の漏水・止水工事









