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最終更新:2026年7月22日|株式会社LIFIX
壁の横線・壁と床の境目から漏れる場合の見分け方
地下室の壁に沿って横一直線に水がにじむ、壁と床の境目から水が湧く、大雨の後だけ同じ継ぎ目が濡れる。このような「線に沿う漏水」は、打継ぎ部やコールドジョイントが水みちになっている可能性があります。
このページの対象:地下漏水全般ではなく、打継ぎ線に沿う漏水の見分け方、調査範囲、止水方法の判断に絞って解説します。
株式会社LIFIXは、東京都を中心に一都三県で地下コンクリートの漏水調査・止水工事を行っています。現地調査から施工方法の検討、高圧注入などの止水処理、施工後の確認まで一貫して対応します。
打継ぎ部・コールドジョイントとは?
コンクリートを複数回に分けて打設すると、先に打設した部分と後から打設した部分の境界ができます。計画的に設ける境界が「打継ぎ部」です。一方、打込みの中断や施工条件などによって、新旧コンクリートが十分に一体化しにくくなった境界は「コールドジョイント」と呼ばれます。
地下構造物では、この境界や周囲の微細な隙間が地下水の通り道になる場合があります。壁と床の取り合い、壁の水平・垂直方向の継ぎ目、柱や梁の周辺など、打設区画が変わる場所は確認が必要です。
| 症状・部位 | 見え方の目安 | 確認する内容 |
|---|---|---|
| 壁と床の打継ぎ部 | 境目に沿ってにじむ・湧く | 水圧、水量、連続範囲、床側のひび割れ |
| 壁面の水平打継ぎ | 横方向の線に沿って濡れる | 雨天との関係、周囲の空隙、過去の補修 |
| 垂直方向の継ぎ目 | 縦方向に水滴・濡れ跡が続く | 継ぎ目とひび割れの連続性、水の出口 |
| ひび割れ | 線状の亀裂から点滴・湧水 | 幅、長さ、貫通性、打継ぎ部との接続 |
| 配管・Pコン跡 | 局所的な円形部から漏れる | 周囲の隙間、埋戻し部、別経路からの水 |
打継ぎ部漏水を見分ける3つの確認点
1.濡れ方が「点」か「線」か
横方向・縦方向・壁床境界に沿って濡れが続く場合は、見えている一点だけでなく、打継ぎ線の連続範囲を確認します。
2.雨の後だけか、晴天でも続くか
大雨後に増える場合と、晴天時も流れ続ける場合では、想定する水圧と確認範囲が変わります。発生から止まるまでの時間も判断材料です。
3.補修跡の端から移動していないか
過去に塞いだ部分の端部や、その先の打継ぎ線から水が出ている場合は、既存施工範囲の外側まで水みちが続いている可能性を確認します。
別原因を疑うサイン
円形の局所漏水はPコン・配管部、独立した斜め線はひび割れ、面状の湿りは防水層や結露など、打継ぎ部以外の原因も切り分けます。
打継ぎ線をどこまで施工範囲に含めるか
打継ぎ部漏水では、濡れている一点だけを施工対象にすると、未処理部分や既存補修の端部へ水が移動することがあります。LIFIXでは次の順で範囲を整理します。
打継ぎ線の始点・終点
乾いて見える区間も含め、壁端部、柱・梁、壁床境界まで線がどのようにつながるかを確認します。
水の出口と量の変化
にじみ、点滴、連続流出を区別し、複数箇所の水量が同時に変化するかを確認します。
交差する欠陥
打継ぎ線と交差するひび割れ、ジャンカ、Pコン跡、配管貫通部が別の水みちになっていないか確認します。
既存補修の端部
以前の注入・充填範囲と再漏水位置を照合し、未処理区間だけでよいか、連続範囲を再検討します。
段差・開き・錆汁
継ぎ目に段差や大きな開き、錆汁、剥離がある場合は、止水だけでなく躯体の状態確認が必要です。
設備・排水条件
電気設備、ポンプ、側溝、養生範囲、作業時間を確認し、安全に施工・確認できる計画にします。
打継ぎ部漏水の止水方法を決める判断基準
「コールドジョイントだからこの工法」と一律には決めません。漏水の有無、線の連続性、水圧、躯体の状態、外側から施工できるかを確認して選定します。
| 確認した状態 | 検討する対応 | 先に確認すること |
|---|---|---|
| 打継ぎ線から現在もにじみ・点滴がある | 高圧注入など、水みちへ止水材を充填する方法 | 水量・水圧、線の連続範囲、削孔可能位置 |
| 局所的で範囲が明確 | 下地処理と局所充填を含む部分補修 | 周囲へ水が回っていないか、再漏水履歴 |
| 広範囲・侵入口を絞りにくい | 裏面注入や排水誘導を含めて比較 | 躯体外側の条件、既存排水設備、維持管理 |
| 段差・大きな開き・錆汁・剥離がある | 止水施工の前に躯体状態を確認 | 構造上の影響、鉄筋腐食、断面欠損の有無 |
専門資料に基づく適用上の注意
- 住宅リフォーム・紛争処理支援センター「降雨による漏水・樹脂注入止水工法」
外部から施工しにくい地下壁のひび割れ・打継ぎ・コールドジョイントなどに対する注入止水の考え方と、構造耐力上の問題が疑われる場合の適用条件を確認できます。 - 日本コンクリート工学会「コールドジョイント」
コールドジョイントが耐久性・耐荷性に影響する場合があることが整理されています。段差、大きな開き、錆汁や剥離を伴う場合は、漏水だけの問題と決めつけず状態確認を優先します。
LIFIXの打継ぎ部・漏水注入作業
以下はLIFIXが地下コンクリートの漏水対策で公開している注入作業写真です。漏水状況を確認し、周囲を養生したうえで施工します。
ご相談から施工完了までの流れ
- お問い合わせ・写真確認
所在地、建物種別、漏水部位、水量、発生時期、全景・接写写真を共有してください。 - 現地調査
打継ぎ部、周囲のひび割れ、濡れ範囲、水圧、過去の補修、排水設備を確認します。 - 施工範囲・方法のご説明
想定する水みち、削孔・注入範囲、材料、養生、施工条件をご説明してお見積りします。 - 止水工事
設備・床・壁を養生し、計画した範囲へ削孔・注入・充填処理などを行います。 - 施工後確認・お引渡し
漏水状態と施工箇所を確認し、必要な清掃・仕上げを行ってお引渡しします。
費用・工期を左右する条件
打継ぎ部漏水は、表面に見えている長さだけでは費用を判断できません。水みちの範囲、水圧、作業条件、必要な注入範囲によって変わります。
- 漏水箇所数と打継ぎ部の長さ
- 水量・水圧・発生頻度
- 削孔・注入箇所数
- ひび割れやジャンカの併発
- 設備機器・内装・床の養生
- 高所・狭所・夜間など施工条件
- 既存補修材の撤去範囲
- 施工後の仕上げ・排水処理
写真で概況を確認したうえで、必要に応じて現地調査を行い、施工範囲と方法をご説明してお見積りします。
管理会社・建設会社・施設管理者様へ
現地確認を円滑にするため、可能な範囲で次の資料をご共有ください。
- 建物所在地・用途・築年数
- 地下階平面図・断面図
- 打継ぎ位置が分かる図面
- 全景・接写・周囲の写真
- 雨天時・晴天時の変化
- 過去の補修記録・使用材料
- 排水設備・ポンプの状況
- 希望工程・作業可能時間
LIFIXはマンション、ビル、地下駐車場、地下室、地下ピット、ホテル、商業施設などの地下漏水をご相談いただけます。
打継ぎ部・コールドジョイント漏水のよくある質問
打継ぎ部とコールドジョイントは同じですか?
どちらも新旧コンクリートの境界に関係しますが、計画的に設ける打継ぎ部と、打込みの中断や施工条件によって一体化しにくくなったコールドジョイントでは意味が異なります。現場では位置と状態を確認して判断します。
表面へ止水セメントを塗れば止まりますか?
局所的な漏水では有効な場合がありますが、内部に水みちや水圧が残ると別の場所へ移動することがあります。漏水範囲と原因を確認して方法を決めます。
雨の日だけ漏れる場合も調査できますか?
対応しています。降雨量、発生までの時間、止まるまでの時間、濡れ範囲の写真や動画があると調査の参考になります。
過去に補修しましたが、別の場所から漏れています。
既存の補修範囲、水圧の変化、周囲の打継ぎ部・ひび割れ・空隙を確認します。以前の見積書や施工記録があれば共有してください。
写真だけで金額は分かりますか?
概況確認はできますが、水圧、内部の水みち、注入範囲、施工条件は写真だけでは確定できません。必要に応じて現地調査後にお見積りします。
対応エリアを教えてください。
東京都を中心に、神奈川県・埼玉県・千葉県へ対応しています。その他の地域も所在地と施工内容を添えてご相談ください。
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表面に見える漏水点だけでなく、打継ぎ部の連続範囲、周囲のひび割れ、水量・水圧、内部の水みちを確認し、現場に合う止水方法をご提案します。
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