施工実績
神奈川県川崎市 郵便局 床レベラー工事|厨房跡タイル下地45㎡の不陸調整・長尺シート下地作成
神奈川県川崎市 郵便局 床レベラー工事|厨房跡タイル下地45㎡の不陸調整・長尺シート下地作成
既存タイル下地とグリストラップを埋め戻し、長尺シートが張れる平滑な下地を3日で作成した事例
神奈川県川崎市の郵便局にて、厨房として使用されていた区画の床改修に伴う床レベラー(セルフレベリング)工事を行いました。既存の下地はタイル張りで、上に長尺シートを張るには高い平滑性が求められる現場です。排水設備であるグリストラップの埋め戻しを含む下地調整から施工し、45㎡・平均厚10mmを(3日間)で仕上げました。1日目下地調整があった為、完全乾燥をしてから(2日目)プライマー塗布を弊社では心がけております。営業中の施設のため、職員の方の動線に配慮しながら進めています。
工事概要
| 所在地 | 神奈川県川崎市 |
|---|---|
| 物件種別 | 郵便局(厨房跡区画の改修) |
| 施工内容 | 床レベラー(セルフレベリング材)工事/下地調整 |
| 施工数量 | 45㎡(平均厚 10mm) |
| 既存下地 | モザイクタイル張り(元厨房) |
| 仕上げ材 | 長尺シート |
| 工期 | 施工2日間/乾燥養生3日間 |
| 施工時間帯 | 日中(施設稼働中) |
施工前の状況

施工前の既存下地。厨房として使用されていた区画で、モザイクタイル張りの床に目地の凹凸が残る
今回の現場は、郵便局内で厨房として使用されていた区画です。既存の床はモザイクタイル張りで、細かい目地が全面に走り、設備撤去跡による不陸も残っていました。すでに軽鉄下地が建て込まれ、間仕切り工事が進行している状態です。
上に張る仕上げ材は長尺シートです。長尺シートは厚みが薄いため、下地の凹凸がそのまま表面に浮き出ます。タイル目地の段差を残したまま張れば、シートの波打ちや浮きが必ず発生します。
さらにこの区画には、厨房設備の名残であるグリストラップと、そこへ接続する排水工が1箇所残っていました。開口をそのままにしてセルフレベリング材を流すことはできません。
セルフレベリング材を選定した理由
仕上げが張り物(長尺シート)であることから、平滑性が仕上がりを直接左右する現場と判断し、セルフレベリング材(SL材)による不陸調整を選定しました。
モルタル金鏝仕上げでも下地は作れますが、45㎡の面積を職人の技量だけで均一な平滑度に納めるには時間がかかり、仕上がりにもばらつきが出ます。SL材は材料自体の自己水平性で平滑面を形成するため、面積が広いほど精度と工期の両面で有利になります。
レベル出し・施工厚の決定

レーザーで出した基準レベルをもとに、既存下地との高低差を実測して必要厚を決定する
床レベラー工事の精度は、流し込みの技術ではなくレベル出しの精度で決まります。レーザーレベルで仕上がり高さの基準を出し、壁面に墨を打った上で、各所の既存下地との高低差を実測しました。
今回は測定結果から平均厚10mmと設定しています。タイル下地の目地段差を吸収し、かつ隣接区画の仕上げレベルに納まる厚みです。厚みが不足すれば流動性が出ず平滑になりませんし、厚すぎれば硬化不良やひび割れの原因になります。
グリストラップ・排水部の下地調整

残置された排水部を、砂を敷き詰めた上でコンクリート打設により床レベルまで復旧。配管周りは養生の上で施工
厨房設備の名残として残っていたグリストラップと接続排水部は、砂を敷き詰めた上でコンクリートを打設し、床レベルまで復旧しました。配管は養生した上で打設し、既存設備を損傷させずに下地を作っています。
開口を残したままSL材を流せば、流動性の高い材料が排水側へ流出し、所定の厚みが確保できません。セルフレベリングは「流す前の下地づくり」で結果がほぼ決まります。
あわせて、壁際・建具下・配管周りなどSL材が漏れ出す可能性のある隙間は、バッカー材で確実に塞いでいます。
施設稼働中の安全管理
郵便局は業務を継続しており、職員の方の出入りが非常に多い環境でした。作業エリアと職員動線が近接するため、第三者との接触防止を最優先に管理しています。
材料や機材の搬入時は必ず複数名で行い、周囲の安全を確認しながら声掛けを徹底して搬送しました。専門工事の品質は、施工そのものだけでなく、施設を止めずに安全に完了させることまで含まれると考えています。
施工後の仕上がり

セルフレベリング材施工後の全景。45㎡・平均厚10mmで平滑な床面を形成

軽鉄下地の建て込み後も、床面全体が均一な平滑度で仕上がっている
施工は2日間。その後3日間の乾燥養生期間を確保した上で、長尺シート工事へ引き渡しました。
セルフレベリング材は歩行可能になるまでが早い一方、仕上げ材を張るには含水率が下がるまでの養生が必要です。ここを短縮すると、仕上げ材の接着不良や膨れの原因になります。工程を守ることも下地工事の品質のうちです。
同様の工事をご検討の方へ
株式会社LIFIXでは、床レベラー(セルフレベリング)工事に加え、下地の断面補修・樹脂注入・設備撤去跡の復旧まで一貫して対応しています。
「タイル下地の上に長尺シートを張りたい」「厨房跡を事務室や店舗に転用したい」「稼働中の施設で床を改修したい」といったご相談を、東京・神奈川・埼玉・千葉で承っております。図面と床の写真をお送りいただければ、概算をお出しします。