地下駐車場漏水工事
2024/06/17
今回の投稿は、前回投稿した某マンション地下駐車場のクラック(コンクリートひび割れ)からの漏水の水が完治しました。
今回は、クラックに高圧でクラック内にポリウレタンを圧送し水道を薬液で固め、水道を塞ぐ工事をご提案させて頂きました。
居住者の方々からのクレームなどが原因で今回の工事に踏み切ったようですが、水が侵入することによるデメリットは、躯体の耐久性にも影響してくるので、ここで処置をして良かったと思います。
上記写真でも載っていますが、薬液注入状況です。
大雨の中での施工をさせて頂きまして、実際に水が出ているところを止めた時の気持ちよさはなんとも言えませ。
今回漏水した要因として、コンクリート内にジャンカ(空洞)が有り、そこからのクラックでした。
地下ですので、地域周辺の水位の上昇による外部侵入からの漏水だったと考えられます。
地下は、どこから漏水しているのか特定が困難です。
だからこそ、皆様もコンクリートのメンテナンスは、定期的にするべきです。
・地下地下に水溜まりが出来ている。・水が垂れてきている。・水で水没した。等
地下コンクリートのことでお困りなことは、弊社へご相談下さい。
軽視していると、大規模工事をしなければ直らない可能性があります。
計画を立て、定期的にメンテナンスすることが建物の長寿命化へ繋がります。
地下駐車場の漏水を高圧注入で止水した施工事例
マンション地下駐車場で、コンクリートのひび割れから水が出て床に水たまりが発生していました。大雨時に漏水量が増え、利用者への影響も生じていたため、現地でクラックと周辺躯体を確認し、高圧注入による止水工事を実施しました。
| 建物 | マンション地下駐車場 |
|---|---|
| 症状 | クラックからの漏水と床面の水たまり |
| 現場で確認した要因 | コンクリート内部のジャンカ(空隙)と、そこから続くクラック。大雨による周辺地下水位上昇の影響も考慮 |
| 施工 | クラック内部へポリウレタン系止水材を高圧注入 |
| 施工後 | 既存記事公開時点で漏水が止まったことを確認 |
水たまりの原因は「漏水」だけとは限りません
地下駐車場の床に水がある場合、原因によって工事内容が変わります。雨の後に壁やクラックから水が出る場合は地下水の浸入を疑います。一方、壁が濡れておらず同じ場所に水が残る場合は、床や側溝の勾配不足、排水口の詰まり、排水能力不足も確認します。
| 現象 | 主な確認項目 | 検討する工事 |
|---|---|---|
| 雨の日に壁・クラックから水が出る | ひび割れ、打継ぎ、ジャンカ、地下水位 | 高圧注入、裏面注入など |
| 床の同じ場所に水が残る | 床勾配、側溝勾配、排水口 | 床レベラー、左官勾配調整、側溝改修 |
| 排水口周辺からあふれる | 詰まり、ポンプ、排水能力 | 清掃・設備確認・排水改善 |
| 複数の原因が重なる | 漏水経路と排水経路の両方 | 止水と勾配・排水改善を組み合わせる |
今回の工事で高圧注入を選んだ理由
今回の現場では、漏水しているクラックと内部の空隙が確認できたため、クラック内部へ止水材を圧送し、水みちを塞ぐ方法を選びました。地下水は小さな隙間を通るため、表面を覆うだけでなく、注入中の材料の動きと漏水量を確認しながら施工しました。
高圧注入はすべての水たまりに適するわけではありません。勾配不良へ注入工事をしても水は排水されず、排水不良へ床を上塗りするだけでも原因が残ります。漏水・勾配・排水のどこに問題があるかを先に切り分けます。
地下駐車場の現地調査で用意していただきたいもの
- 水たまり全体と発生箇所の接写
- 晴天時と雨天時の違いが分かる写真・動画
- 過去の補修位置と実施時期
- 壁・床・側溝・排水口の位置関係が分かる図面
- 利用制限できる時間帯と車両移動の条件
原因の見分け方は地下駐車場の漏水・水たまり・勾配不良で詳しく解説しています。
執筆・技術確認:株式会社LIFIX 鈴木正春|最終更新:2026年7月21日
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