株式会社LIFIX

コンクリート爆裂を放置するとどうなる?

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CONCRETE SPALLING / DECISION GUIDE

コンクリート爆裂を
放置するとどうなる?

鉄筋が見えている、錆汁が出ている、表面が膨らんでいる。こうした症状は、表面の欠けだけではない可能性があります。剥落や補修範囲の拡大を防ぐため、発見後の確認ポイントと相談の目安を解説します。

  • 鉄筋露出
  • 錆汁
  • 浮き・欠け
  • 管理会社・建設会社向け

壁全体・損傷部の接写・大きさが分かる写真があると、確認がスムーズです。

先に結論
爆裂は自然に元へ戻りません。放置すると、鉄筋腐食が進み、コンクリートの浮き・剥落や補修範囲の拡大につながる場合があります。人が通る場所や頭上の損傷、浮いた欠片がある場合は、近づかない措置を取り、早めに専門会社へ相談してください。
01 / SIGNS

爆裂の可能性を考える
4つのサイン

写真だけで原因や内部状態を断定することはできません。ただし、次の症状が複数ある場合は、表面だけを埋める前に鉄筋と周囲のコンクリートを確認する必要があります。

SIGN 01

錆汁が流れている

茶色い筋や変色は、内部の金属が腐食している可能性を示します。雨の後に目立つかも確認します。

SIGN 02

鉄筋が露出している

鉄筋を覆うコンクリートが失われた状態です。錆の範囲と、その周囲に浮きがないかを確認します。

SIGN 03

表面が膨らみ、欠けている

内部から押し出されたような膨らみや欠損は、鉄筋の錆による膨張が関係している場合があります。

SIGN 04

鉄筋に沿うひび割れ

水平・垂直に連続するひび割れは、内部の鉄筋位置に沿って発生している可能性があります。

CHECK

ジャンカとの混在にも注意

骨材が露出した空隙の多い部分では、爆裂とジャンカが同時に見つかることがあります。それぞれの範囲を分けて確認します。

NOTICE

打診・斫りは専門会社へ

頭上や高所の損傷を自分で叩くと、欠片が落ちる危険があります。安全を確保したうえで専門会社に任せてください。

02 / RISKS

爆裂を放置したときに
起こり得ること

すべての損傷が同じ速度で進むわけではありません。しかし、表面を覆っただけでは、内部の腐食や脆弱部は処理されません。

01

コンクリート片の剥落

浮いた部分が広がると、欠片が落下するおそれがあります。通路、入口、駐車場、階段、天井など、人や車が通る場所では特に安全確保が優先です。

02

鉄筋腐食の進行

中性化が鉄筋位置まで進み、水分と酸素が加わる状態では、腐食が進む可能性があります。錆の膨張で周囲のひび割れや浮きが広がる場合があります。

03

補修する範囲が広がる

小さく見える欠けでも、その周囲に浮きや脆弱部が続いていることがあります。発見が遅れるほど、除去・防錆・断面修復の範囲が増える場合があります。

04

内装裏で状態が見えなくなる

ボードや仕上げで隠すと、錆汁や浮きの変化を確認しにくくなります。内装完成後の補修では、仕上げの撤去・復旧が加わる可能性があります。

表面にモルタルや塗料をかぶせるだけでは、原因の確認になりません。弱ったコンクリートや鉄筋の錆が内部に残ると、同じ場所や周辺で再び浮き・ひび割れが現れる場合があります。
03 / URGENCY

どの段階で相談する?
緊急度の目安

現地状況によって判断は変わります。次の表は相談時期を決めるための目安であり、安全性を保証する診断ではありません。

LEVEL 01周囲を安全にして早急に相談

欠片が浮いている・落ちている

特に頭上、高所、人や車が通る場所は、近づかない措置を優先します。

広い範囲で鉄筋が露出

無理に触らず、全景と離れた位置からの写真を用意して相談してください。

LEVEL 02できるだけ早く確認を依頼

錆汁・膨らみ・鉄筋沿いのひび割れ

雨の後に変化するか、以前より範囲が広がっているかも記録します。

過去の補修部付近で再発

補修履歴が分かれば、写真や図面と一緒に伝えると調査しやすくなります。

LEVEL 03仕上げ前・改修計画時に確認

内装ボードで隠れる予定

閉じた後では確認と補修が難しくなるため、仕上げ工程の前に判断します。

小さな欠けに見える場合

表面的な欠けか、内部の浮きを伴うかは外観だけで断定せず確認します。

04 / FIRST ACTION

発見したときに
してよいこと・避けたいこと

まず行うこと

  • 人や車が近づく場所なら、安全な距離を取る
  • 建物・階・壁や天井など、場所が分かる全景を撮る
  • 損傷部の接写と、大きさが分かる写真を撮る
  • 錆汁、水濡れ、雨との関係、発見日を記録する
  • 内装や引渡し工程がある場合は期限を伝える

避けたいこと

  • 頭上や高所の浮いた箇所を自分で叩く
  • 状態確認前にモルタルや塗料だけで覆う
  • 鉄筋露出部へ目的不明の薬剤を塗る
  • 一部分の写真だけで「表面の欠け」と決めつける
  • 内装ボードで隠してから判断を先送りする
代々木のコンクリート壁で確認したジャンカと爆裂代々木のコンクリート壁断面修復後
ACTUAL CASE / YOYOGI

内装で隠れる前に、
壁8箇所を断面修復

代々木の現場では、コンクリート打設時に生じたと考えられるジャンカと、中性化による鉄筋腐食・爆裂を確認しました。ワイヤーブラシやサンダーなどで錆を除去し、防錆処理、接着・吸水調整のためのプライマー塗布、断面修復を実施しました。

完成後は内装ボードが貼られるため色合わせは行わず、コンクリートの健全な断面と強度の回復を目的に施工しています。

  • 場所:代々木
  • 補修箇所:壁8箇所
  • 工期:2日間
  • 仕上げ:内装ボード施工予定
施工写真と工程を見る
05 / PHOTO CONSULTATION

この4枚があると、
状況確認がスムーズです

現地確認が必要か、どの情報が不足しているかを整理するための写真です。写真だけで工法や金額を確定するものではありません。

PHOTO 01建物と場所の全景

屋内・屋外、壁・天井、階数、人が通る場所かが分かる写真。

PHOTO 02損傷部の接写

鉄筋、錆汁、ひび割れ、浮き、欠けの状態が分かる近接写真。

PHOTO 03大きさが分かる写真

スケールなどを安全に添え、縦横のおおよその寸法が分かる写真。

PHOTO 04周囲と過去の補修跡

水濡れ、錆汁、再補修箇所、仕上げ予定範囲まで含めた写真。

「補修が必要か分からない」段階でも相談できます。管理会社・管理組合・建設会社・建物オーナー様からのご相談に対応します。
写真を送って相談する
06 / REPAIR FLOW

専門会社が確認する
一般的な補修の流れ

実際の工程・材料・補修範囲は、損傷原因、鉄筋腐食、施工場所、仕上げ条件によって変わります。

STEP 01状況確認

欠損・浮き・鉄筋露出・錆汁・水分・周辺条件を確認。

STEP 02脆弱部の除去

健全な部分を確認しながら、弱ったコンクリートを除去。

STEP 03鉄筋の錆除去

鉄筋の状態を確認し、付着した錆を処理。

STEP 04防錆処理

確認した条件に合わせ、鉄筋へ必要な処理を実施。

STEP 05下地処理

付着性と吸水状態を整え、断面修復に備える。

STEP 06断面修復

補修材を充填し、必要な断面と仕上げを整える。

07 / FAQ

コンクリート爆裂の
よくある質問

小さな爆裂でも補修が必要ですか?

大きさだけでは判断できません。人が通る場所か、頭上か、鉄筋が露出しているか、錆汁や周囲の浮きがあるかを確認します。写真を送る際は、接写だけでなく周囲の全景も添えてください。

爆裂とジャンカは同じものですか?

同じではありません。爆裂は鉄筋腐食による膨張などで周囲のコンクリートが押し出される現象を指します。ジャンカは打設時にコンクリートが十分に密実にならず、骨材や空隙が見える状態です。現場では両方が混在することもあります。

DIYでモルタルを埋めてもよいですか?

表面を埋めるだけでは、脆弱部や鉄筋の錆を残す場合があります。また、高所や頭上の損傷を自分で触ると剥落の危険があります。原因と範囲を確認してから補修方法を決めてください。

補修費用は写真だけで分かりますか?

概算に必要な情報整理はできますが、写真だけで確定はできません。箇所数、範囲、高さ、足場の有無、鉄筋腐食、養生、廃材処分、仕上げ条件などで変わります。

内装ボードを貼る前に確認した方がよいですか?

はい。ボードで隠れると、損傷の進行確認や補修のために仕上げ撤去が必要になる場合があります。引渡しや内装工程の前に、補修の要否を確認することが大切です。

雨の後だけ錆汁が目立つ場合も相談できますか?

相談できます。乾いた状態と雨の後の写真、いつから出ているか、範囲が広がっているかを記録してください。水分の侵入経路を含めて確認する材料になります。

コンクリートの欠け・錆汁・鉄筋露出を
写真からご相談ください

「工事が必要か」「内装を閉じる前に確認したい」「管理物件の補修範囲を相談したい」。分かる範囲の情報と写真をお送りください。

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