コンクリート・モルタル土間工事|施工方法・費用・ひび割れ対策を専門業者が解説【東京】
土間工事
工場の床が割れて粉が出る」「店舗の土間を打ち直したい」「モルタル土間が浮いて剥がれてきた」——土間まわりのご相談は、原因も適した工法もそれぞれ異なります。
同じ「土間」でも、砕石路盤から新設する土間コンクリートと、既存下地の上に薄く塗るモルタル土間では、厚みも強度も費用の考え方もまったくの別物です。ここを取り違えたまま工事を進めると、数年でひび割れや剥離が再発します。
株式会社LIFIXはコンクリート構造物補修専門工事会社として、土間の新設から打ち替え、部分補修まで自社施工で一貫対応しています。このページでは、土間工事の全体像を工法・費用・不具合対策の3方向から整理します。
土間工事とは
土間工事とは、地面や床スラブの上に平滑で耐久性のある床面をつくる工事の総称です。人や車両の荷重を受け止め、清掃性を確保し、雑草やぬかるみを防ぐ役割を持ちます。
仕上がりの良し悪しを決めるのは、完成後には見えなくなる工程です。
・地盤・既存下地の状態確認
・砕石路盤の敷設と転圧
・ワイヤーメッシュ・鉄筋の配置と被り確保
・コンクリートの厚み設定
・排水勾配の設計
・誘発目地・伸縮目地の割付
・左官仕上げ
・養生
このいずれかが欠けると、ひび割れ・沈下・水たまり・段差・表面の粉化といった不具合につながります。土間は一度打つとやり直しが難しいため、着工前の設計段階で品質の大半が決まります。
土間コンクリートとモルタル土間の違い
ご相談で最も多い取り違えがここです。まず両者の性格を整理します。
土間コンクリートモルタル土間
材料生コンクリート(セメント+砂+砂利)モルタル(セメント+砂)
一般的な厚み コンクリート100〜150mm程度モルタル30〜100mm程度
下地 (コンクリート)砕石路盤から新設(モルタル)既存のコンクリート下地の上
役割 (コンクリート)構造体そのもの(モルタル)表層の調整・仕上げ
耐えられる荷重 (コンクリート)車両荷重まで対応可能(モルタル)歩行・軽荷重が中心
主な用途(コンクリート)駐車場・工場・倉庫・外構(モルタル)玄関土間・内装床の下地調整・仕上げ
ひび割れの性質(コンクリート)乾燥収縮を目地でコントロール(モルタル)下地の動きを拾って割れやすい
・土間コンクリート
砕石を転圧した路盤の上に、配筋を組んで生コンクリートを打設する工法です。構造体としての床を新しくつくる工事なので、荷重条件・排水計画・目地割付を含めた設計が必要になります。
・モルタル土間
すでにあるコンクリート床の上に、モルタルを塗り付けて仕上げる左官工事です。土間コンクリートの代わりにはなりません。厚みが薄いため、下地が動けばモルタルも一緒に割れます。20mm以下の薄塗りは剥離リスクが高く、下地の状態確認とプライマー処理が仕上がりを左右します。
・選び方の判断基準
・車両が乗る/新しく床をつくる → 土間コンクリート
・既存の床の見た目や平滑性を整えたい → モルタル土間または床レベラー
・床のデコボコを平らにしたいだけ → 床レベラー工事が適する場合が多い
・既存の土間が割れている・浮いている → 補修工法の選定が先(後述)
判断に迷う場合は現地の状態次第です。写真だけでは下地の健全性が判断できないため、現地調査でご確認いたします。
土間工事が必要になる場所
1.工場・倉庫の床
フォークリフトの走行や重量物の設置で摩耗・欠損が進みやすい環境です。既存床の打ち替えは操業を止める必要があるため、区画を分けた分割施工や、部分補修+表面強化の組み合わせをご提案することもあります。
2.店舗・テナント
内装スケルトンからの土間打ち、床仕上げ材の下地としての不陸調整が中心です。工期が短く、仕上がりの平滑度が求められます。
3.マンション・アパートの共用部
エントランス、廊下、ゴミ置場、駐輪場などの土間。既存を斫って打ち替えるか、上から重ねるかで費用が大きく変わります。
4.住宅の玄関土間・勝手口
面積が小さく、仕上げの美観が重視される部位です。金鏝仕上げ、刷毛引き、洗い出しなど仕上げの選択肢があります。
5.屋外・駐車場
駐車場の土間コンクリートは、厚み・排水勾配・目地割付に固有の設計条件があります。詳しくは駐車場の土間コンクリート工事で施工の流れと注意点を解説しています。
モルタル土間・既存土間の補修手順
既存の床を活かす場合は、下地の健全性の確認から始まります。
バルチップによる繊維補強という選択肢
LIFIXでは、バルチップ(合成繊維)を混和した土間コンクリートもご提案しています。
土壁に藁を混ぜて強度を補うのと同じ考え方で、コンクリート中に繊維を分散させることでひび割れの発生と進展を抑制します。鉄筋やワイヤーメッシュの配置作業を省略できるケースがあり、工期短縮とコスト調整の余地が生まれます。
適用可否は荷重条件と用途によります。構造的に配筋が必要な場合は無理に置き換えず、鉄筋工法をご提案します。
さらに、微細なひび割れを自ら塞ぐ自己修復コンクリートを採用いただくことも可能です。
バルチップ詳細 ・コンクリート用ポリオレフォン バルチップ
土間工事の費用の考え方
土間工事の費用は「㎡単価×面積」だけでは決まりません。同じ面積でも、条件次第で総額は大きく変動します。
費用を左右する6つの要因
| 原因 | 費用への影響 |
| 施工面積 | 小面積ほど㎡単価は割高。重機・生コン車の最低費用が固定でかかるため |
| 既存撤去の有無 | 斫り・積込み・残土処分が加わると大きく増加 |
| 搬入経路 | 生コン車が寄り付けるか、ポンプ車が使えるか、一輪車手押しかで人工が変わる |
| 厚み・配筋仕様 | 車両荷重対応は厚みも配筋も増える |
| 仕上げグレード | 刷毛引き < 金鏝 < 洗い出し・パターン仕上げ |
| 施工時期・工程制約 | 夜間・休日施工、区画分割施工、養生期間の制約 |
・見積書の内訳項目
適正な見積書には、少なくとも以下が分かれて記載されます。「土間工事一式」だけの見積書は比較ができません。
・仮設・養生費
・既存斫り・掘削・撤去・積込み
・残土処分費
・砕石敷き・転圧
・ワイヤーメッシュ・スペーサー(または繊維混和)
・型枠・目地材
・生コンクリート材料費
・圧送費(ポンプ車)
・打設・左官仕上げ手間
・諸経費
『例』
株式会社LIFIXでは、1㎥生コンクリート流し込み仕上げるだけなら6万前後で対応してますが、その他の・掘削・砕石・圧送車などほとんどのオプションは、ついていません。
相見積もりを取る際は、金額だけでなく厚み・配筋仕様・目地割付・養生期間が明記されているかをご確認ください。この4点が書かれていない見積書は、後から仕様を落とされる余地が残ります。
土間のひび割れ・不具合と対策
なぜ土間は割れるのか。
| 原因 | 症状の出方 |
| 乾燥収縮 | 打設後数か月以内。細く不規則。夏場の急乾燥で顕著 |
| 不同沈下 | 路盤の転圧不足や地盤の変動。段差やたわみを伴う |
| 目地不足 | 広い面積を一体で打った場合。直線的に大きく割れる |
| 配筋不良 | メッシュが底に沈んでいる、被り不足。荷重の集中箇所から割れる |
| 荷重超過 | 想定外の重量車両・重量物。厚み不足と組み合わさると欠損に至る |
乾燥収縮によるひび割れは、コンクリートの性質上ゼロにはできません。目地でコントロールできているかが施工品質の判断基準になります。
症状別の見分け方
・ヘアクラック(幅0.2mm未満):表層のみのことが多い。経過観察または表面保護
・貫通クラック(幅0.3mm以上):水や塩分の侵入経路になる。充填・注入が必要
・浮き・剥離:叩くと空洞音。範囲を確定して撤去・打ち替え
・表面の粉化(ダスティング):レイタンス層や養生不良。研磨+表面強化材
・白い粉が浮く(白華・エフロレッセンス):内部を水が移動している証拠。水の経路を先に止めないと再発します
補修工法の選定
症状と幅、下地の健全性によって工法が変わります。
・Uカットシール材充填
・エポキシ樹脂低圧注入
・断面修復(ポリマーセメントモルタル)
・部分打ち替え
・表面被覆・強化材塗布
ひび割れ補修の工法別の詳細はコンクリートひび割れ補修、欠損・爆裂を伴う場合はコンクリート欠損 色合わせ補修をご覧ください。
床から水が染み出している場合は土間の補修だけでは止まりません。地下水位や打継ぎ部からの漏水が疑われるため、高圧注入による止水工事の検討が必要です。
工期の目安
| 工程 | 目安 |
| 掘削・砕石転圧 | 面積により変動(1〜2日) |
| 型枠・配筋 | 1日〜2日程度 |
| 打設・仕上げ | 1日 |
歩行可能になるまで、車両を乗せられるようになるまでの期間は、気温と配合によって変わります。
人の歩行自体は3日後から可能ですが、最低5日〜程度は車など重いものを載せないほうがいいです。
冬場は強度発現が遅くなるため、余裕をもった工程をご提案します。
よくある質問
Q. 土間コンクリートとモルタル土間、どちらを選べばよいですか?
車が乗る場所や新しく床をつくる場合は土間コンクリートです。
既存の床の平滑性や見た目を整えたいだけであれば、モルタル土間または床レベラーが適します。
既存下地の状態によって変わるため、現地調査でご提案いたします。
Q. 施工後、いつから歩けますか。
車はいつ乗せられますか? 気温・配合・厚みによって変わります。
歩行可能になるまでと、車両を乗せられるまでには相応の日数差があり、養生期間を短縮すると初期ひび割れや表面の劣化につながります。
着工前に具体的な日程をお伝えします。
Q. ひび割れは必ず入りますか?
コンクリートは乾燥収縮する材料のため、ひび割れをゼロにすることはできません。
伸縮目地の割付と適切な配筋、養生によって、出る位置をコントロールし、幅を許容範囲に収めるのが施工品質です。
Q. 既存の土間の上から重ねて打てますか?
可能な場合があります。ただし必要な厚みが確保できるか、既存が浮いていないか、周囲との高さが取れるかの確認が必要です。
既存が脆弱な場合は撤去をご提案します。
Q. 雨や冬場でも施工できますか?
打設中の降雨は表面品質に影響するため、天候を見て工程を組みます。
冬期は強度発現が遅れるため、養生期間を長めに確保します。
Q. 小面積でも対応してもらえますか?
玄関土間などの小面積も承っています。
ただし小面積ほど㎡単価は割高になるため、他の補修工事とまとめてご依頼いただくとコスト効率が上がります。
対応エリアとお問い合わせ
株式会社LIFIXは東京都新宿区西新宿を拠点に、東京都・神奈川県・千葉県・埼玉県を中心に土間工事・コンクリート補修工事を承っています。
現地調査とお見積りは無料です。
既存の土間の状態を確認したうえで、新設・打ち替え・部分補修のいずれが適切かをご提案いたします。マンション管理組合様、ゼネコン・建設会社様、個人オーナー様、いずれからのご相談も承ります。
表面の仕上げにこだわった土間工事
地面を押し固めてコンクリートを流し込む土間工事を行っており、平均して30年は汚れがあっても劣化を発生させないほどの耐久力と強度を工事でお届けします。玄関や駐車場、お庭など、さまざまな外構工事に対応しており、表面の仕上げにもこだわって丁寧に施工しています。東京を中心に幅広く低コストでの現地調査を行っており、現在の状態やお客様のご要望、イメージする仕上がりなどをヒアリングして適切な施工方法をご提案します。バルチップを使用した施工も併せてご案内しています。

